鹿児島のお酒と言ったら、
「芋焼酎」
ですよね。
「芋焼酎」というと、においがきつそうで苦手・・・という人もいるかもしれません。
確かに、きつめのにおいがするのもあるんです。
しかし、旨い芋焼酎は、まさにフルーティな香りがしてすごく美味しいんです。
ということで、鹿児島の嫁さんのいる東京の旦那が、鹿児島の芋焼酎をレポート。
美味しいのから、普通のまで紹介します。
あらわざ桜島
<データー>
あらわざ桜島
本坊酒造株式会社
鹿児島県鹿児島市南栄3-27
アルコール度25度
原料:さつま芋(鹿児島産) 米麹(国産米)
南薩摩産さつま芋「黄金千貫」を原料に、特許「磨き蒸留」により生み出された芋焼酎です。
蒸留もろみに対流をおこす独自技術により、芋特有のコク、旨味、香りなどを、なめらかでかろやかな味わいへと仕上げた「磨き蒸留かろやか仕立て」。
南薩摩伝統の技に新技(あらわざ)を加えた、かろやかなおいしさがお楽しみいただけます。
IWSC GOLD受賞とのことです。
どれくらいすごいのかは今一つ分かりません。
『あらわざ桜島』お湯割り(7:3)
結構まろやか。
”なめらかでかろやかな味わいへと仕上げた「磨き蒸留かろやか仕立て」”からでしょうか、とても飲みやすいです。
「すごく旨い」というところはないのですが、飽きの来ない旨味です。
ご飯といっしょでも、焼酎のお湯割り単体でもいけます。
飲みやすいので、「何か適当な焼酎が・・・」というときに『あらわざ桜島』を見かけたら、選んでみてもいいんじゃないでしょうか。
オンザロック
オンザロックだと、まろやかなところが、「特徴無し」という感じになってしまっていますね。
冷たいだけに、香りもほとんどしないので。
あまり、オンザロックはおススメしません。
ストレート
25度ですから、直接喉に通すとちょっとむせます。
ごく少量を下の上に載せて、口の中でじっくり味わって飲み込むといい感じです。
下に刺すような刺激はなく、まろやかな焼酎の味が口の中に広がります。
小鶴 初心者お断り
<データー>
小鶴 初心者お断り
小正醸造株式会社
鹿児島県日置市日吉町日置3309
アルコール度25度
原料:さつま芋(鹿児島産) 米麹(国産米)
「芋の臭さがたまらない」。
「小鶴 初心者お断り」は芋焼酎を心から愛してやまない方のために昔ながらの芋臭く、クセのある焼酎に仕上げました。
蔵人の探究心が生み出した懐かしくも新しき芋臭さ。
心して飲むべし。
小鶴 初心者お断り お湯割り(6:4)(7:3)
いや~、心して飲みました。
しっかり味わうために6:4で。
お湯割りは、香り、味共に焼酎の味がよくわかりますね。
6:4は、クセが全面押し、初心者NGです。
はっきり言って、鹿児島でもこれが好きになる人はそんなにいないんじゃないですかね。
7:3は、もっとまろやかになるので、中級者ならいけるかも。
私って、中級者だと思う。
オンザロック
香りがほとんどしなくなって、においが苦手という方には、問題なくなるでしょう。
口当たりもまろやか。
でも、ちょっと後味にクセがあり。
う~ん、これは飲めない方が多いかも。
ストレート
ほのかな芋焼酎の香りがする感じで、私的には結構好みです。
味は・・・、そんなに悪くないなぁ。
ちょっと、クセはありますが、5点満点で行ったら、3点くらいあげたい。
けっこう角が立った感じがしますが、アルコール度数が高いお酒では一般的な感じ。
『小鶴 初心者お断り』は、冒険しすぎました。
最初に『小鶴 初心者お断り』を飲んだら、芋焼酎が嫌いになってしまうかもしれません。
さから、「初心者お断り」なんでしょうけど。
これでも、けっこう、芋焼酎は飲んできていたので、大丈夫だと思ったんだけどなぁ。
どうしよう、一人で900ml飲み切らなくては。
これを東京で売るとは。
バイヤーの人は何を思ったのか・・・。
最後に
東京だと、芋焼酎って酒屋さのんの一角の本のちょっとなんですが、鹿児島にいくと、街ごとの焼酎がある感じで、ずらーっと並んでいるんです。
もう、見ているだけで楽しくて。
そして、「芋焼酎」とひとくくりにしてはいけないほどの、千差万別の味わいがあります。
私も、若いころは『さつま白波』の味が鹿児島の芋焼酎の味だと思っていました。
しかし、30年ほど前、会社の出張で鹿児島に行った時の『森伊蔵』と『伊佐美』の感動は忘れられませんでした。
私は、それ以降鹿児島芋焼酎のファンになってしまいました。
さすがに、夏は飲まないんですけど、冬は好んで芋焼酎のお湯割りを飲んでいます。
ぜひ、鹿児島の芋焼酎を楽しんでいただけたらと思います。
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