こんにちは、東京の旦那の神谷です。
鹿児島だけでなく、日本の南の方では、
「仕舞っておいて」「片付けておいて」
というのを
「なおして」
と言うそうです。
鹿児島の嫁さんは言った。「時計をなおして」と
結婚したばかりの頃の話です。
鹿児島の嫁さんが置時計を手にもって、私にこう言いました。
[st-kaiwa2]これ、なおして。[/st-kaiwa2]
私は、元ITエンジニアでしたが、時計職人ではありません。
しかし、時計を見もしないで「直せない」とは、言えません。
ですから、
[st-kaiwa1 r]わかった、とりあえず見ておく。[/st-kaiwa1]
と返事をしておきました。
私の返事を聞いて、鹿児島の嫁さんは、少し怪訝そうな顔をしましたが、そのまま外出していきました。
どこが壊れているのか?
さて、私に修理できる範囲はどこまでだろうか、と考え、とりあえず電池のカバーを外してみました。
そうすると電池が入っていない。
まさか、鹿児島の嫁さんは、動かなくなった原因が電池がセットされていないことに気づかなかったのか?
試しに、電池をセットしてみることに。
そうすると、ちゃんと秒針が動き始めたじゃないですか。
もしかして、電池をセットしすると、とんでもない動きをするのか?
1時間ほど様子を見てみましたが、ちゃんと1時間進みます。
う~ん、鹿児島の嫁さんはこんなこともわからなかったのか・・・という思いを持ちつつ、電池をセットした時計を嫁さんのドレッサーの上に置いておきました。
鹿児島の嫁さんは怒った。なんで「”なおして”くれないの!」
鹿児島の嫁さんが外出から帰ってきてから、ちょっとすると、置時計を手に取って、怒りながらこう言います。
[st-kaiwa2]この時計、「なおして」って言ったじゃない![/st-kaiwa2]
う~ん、電池以外のところが壊れていたようです。
時計の故障に関しては、ちょっと私の手には負えないようです。
[st-kaiwa1 r]俺も時計の専門家じゃないんだから、できることとできないことがある。いったいどこが壊れているんだ。[/st-kaiwa1]
そうすると、
[st-kaiwa2]誰が壊れたなんて言ったの?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1 r]だって、「直して」って言ったじゃないか?[/st-kaiwa1]
何だか、話がかみ合いません。
そうすると、鹿児島の嫁さんが、
[st-kaiwa2]「なおして」というのは、別の言い方をすると、「仕舞っておいて」ということよ!そんなことも知らないの![/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1 r]え”![/st-kaiwa1]
はい、知りません。
「なおして」が「仕舞っておいて」「片付けておいて」という意味だったなんて・・・。
鹿児島の嫁さんよ、東京では「仕舞っておいて」を「なおして」とは言わないのだよ。
[st-kaiwa2]そんなはずはない!私は生まれたときから使っている。新宿で「なおして」と言った時もちゃんと通じた![/st-kaiwa2]
そりゃー、あなたは鹿児島生まれ、鹿児島育ちだから。
鹿児島の嫁さんは、「なおして」が鹿児島弁であることを知りませんでした。
日本の南の方では、「片付けて」「仕舞って」を「なおして」というようですね。
ちなみに新宿でアルバイトをしているお店のオーナーは沖縄出身でした。
それからの我が家での、「なおして」
それ以降、鹿児島の嫁さんは、「なおして」を「仕舞って」「片付けて」と言うように・・・・・・・・・なっていません。
かたくなに「なおして」を使っています。
そして、東京の旦那の私は、「なおして」と言われるたびに、「どこがこわれているの」と返しています。
東京の旦那は、
[st-kaiwa1]「東京に住んでいるのだから、”仕舞う”、”片付ける”と言うべきだ。」[/st-kaiwa1]
鹿児島の嫁さんは、
[st-kaiwa2]鹿児島の嫁と結婚したのだから、理解すべきだ。[/st-kaiwa2]
とのこと。
平行線ですな。
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